【展覧会レビュー】「トライアローグ展」行ってきました@愛知県美術館

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こんにちは。ライターのサラダです。

今回は、先日観に行ってきた「トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」の展覧会のレビューをみなさまにシェアしたいと思います。

トライアローグ展タペストリー

コロナの影響でなかなか足を運べなかったのもあり、久しぶりの美術館。

大好きなルネ・マグリットの作品も展示されているということで、楽しみにしていました。

横浜美術館からスタートし、現在巡回している愛知県美術館では6月27日まで、富山県美術館では11月20日からスタートします。

これから行きたいと思っている方は、ネタバレになってしまいますが、展覧会の様子や魅力が伝われば嬉しいです。

鑑賞サポートアプリが面白い

入り口手前にQRコードがあり、「トライアローグ展 鑑賞サポートアプリ」が利用できました。

展示作品の数点について、作者の紹介や鑑賞ポイントなどが書いてあるページが表示されます。

作品横のキャプションには「鑑賞アプリ対象作品」と明記してあるので、そのときに対象作品を鑑賞する手助けをしてくれるんです。

私は初めて利用しましたが、子供や美術にあまり関心がなかった人にとって、いい鑑賞方法だなと思いました。

今は誰が美術館にきても楽しめるような、そんな雰囲気を感じますよね。

そして、写真撮影が可能だったのでスマホを片手に観ていても問題ありません。

入ってすぐにピカソ4連続!

ピカソ作品

最初にピカソの作品が4点並んでいたのが印象的。

本展では、ピカソのイメージに反した写実的な絵と、ピカソと言えばこれといった顔のパーツがいろんなところに飛んでいる絵も見られます。

誰もが知るピカソは、やはり20世紀の美術を語る上では外せませんよね。

当ブログでもピカソについてわかりやすく解説しているので「ピカソって名前しか知らない」「どんな人生を送ればこんな絵が描けるの?」と思う方はぜひ覗いてみてください。👇

久しぶりに観るマグリットの絵に感動

トライアローグ展のマグリット作品

中盤あたりで出迎えてくれた、本日の大本命マグリットの作品。

「王様の美術館」と「真実の井戸」の2点を鑑賞できました。

あらゆる角度から鑑賞し、大満足。

今回の展覧会は写真も撮れるし、作品の前にロープや柵があまりなかったので近くで見られて嬉しかったです。

「王様の美術館」は、だいぶ昔に横浜美術館に行ったときに見た記憶がありますが、マグリット独特の不気味さはそこまで感じない作品だと思いました。(みなさんはどう感じますか?)

ルネ・マグリット「王様の美術館」

そして、これはなぜかわかりませんが、絵をよく観ると水が流れたような跡が。

泣いているの?雨が降ったの?とさらに鑑賞者を惑わせているようでした。

ルネ・マグリット「王様の美術館」アップ

そして「真実の井戸」は、マグリットの作品でいくつか登場する“足元シリーズ”ですね。(勝手にチープな名前を付けてすみません)

ルネ・マグリット「真実の井戸」

これもまた、、!(興奮気味)

ズボンのあたりを見てみると、後ろの壁の模様がうっすら透けているように見えませんか?

(描き方としては、上からぽんぽんと筆を当てている感じですが)

ルネ・マグリット「真実の井戸」アップ

と、これは私の勝手な解釈・想像に過ぎませんが、このズボンの描き方、気になるな〜と思って鑑賞していました。

写真や遠くからではおそらく気づかなかったであろう細部に、1人であれこれ想像しながら観るのも楽しいですよね。

やはり、作品を直接見られることが何よりも面白いと、改めて思いました。

まるで作者が側にいて私たちがどう絵を見ているか伺っているような、マグリットにはそんな気持ちにさせられます。

とにかく、大好きなマグリットの作品、しかも日本に所蔵している作品が見られてこのご時世ではありがたかったです。

同じくシュルレアリスム作品も描く、ダリの作品も見もの。

サルバドール・ダリ「アメリカのクリスマスのアレゴリー」

ダリの緑の使い方が好きです。

肌から透ける緑。美しさと少し不気味な感じがダリっぽい。

サルバドール・ダリ「ガラの測地学的肖像」

アートシーンの移り変わりを感じながらの鑑賞

シュルレアリスムがアートシーンの中心にいた時代や、アーティストたちがどのような手法を取捨選択し、新しい技法や画派が生まれていったのかなど、3つの美術館の選りすぐりの作品たちによって時代を追うことができます。

また、アーティストをピックアップした内容も興味を引きました。

トライアローグ展 アンディーウォーホル「肖像画はビジネス?」

このような問いかけも、鑑賞者と会話してくれているような気がして、1人で行っても楽しめました。

鑑賞支援アプリやキャプションも然り、西洋美術によくある小難しい解説や説明も少なく、非常に見やすかったです。

思わず「??」と首を傾げたくなるような気持ちになりませんでした。

後半ではポップな作品も登場!

アンディーウォーホル「マリリン」

アンディー・ウォーホルの作品をはじめとするポップアートも見応えがありました。

彼がどのように作品を作っているかの解説も興味深かったです。

そしてこちらは、モネの「睡蓮」をオマージュし、「スイレン」と名付けられた作品。

ロイ・リキテンスタイン「スイレン」

額縁までもが可愛らしくて、思わず写真に収めました。

現代風の睡蓮。とても惹かれた作品です。

さいごに

トライアローグ展 作品

コロナ禍により、多くの展示会が延長、中止になっているなか、なんとか見にいけて嬉しかったです。

私が好きなシュルレアリスムの画家たちの作品が多く、個人的にも大満足。

ご紹介した作品以外にもたくさん有名な画家の作品があったので、絵画好きなら得意なジャンルを問わず面白い内容なのではないでしょうか。

まだまだ東京などの大きな美術館には行きづらい状況が続いていますが、愛知県美術館、富山美術館に来られる方は、ぜひ足を運んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。