【天才】ピカソってどうすごいの?【豆知識5選】

 

 

サラダ
こんにちは。
フリーでライターとブログを運営しているサラダ(@salada_art)です。

 

美術の学校を出ていなくても、詳しくなくても、絵を描かなくても、
美術館に行った時に置いてけぼりにしたくない!
という気持ちでブログに書いています。

どうぞ気軽に見ていってください。

 

今回は1人の人物にスポットを当ててみました。

その人物は、パブロ・ピカソ

パブロ・ピカソ 人物写真

 

ピカソという名前、誰しもどこかで一度は聞いたことがあると思います。

パーツをバラバラにして貼り合わせたような作品が有名ですよね。

 

しかしピカソは絵だけではなく、彼自身が天才かつ狂気じみたとても興味深い人物なんです。

 

手始めに、ピカソの本名ってめちゃくちゃ長いんですよ。びっくりするぐらい。

 

パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ

 

え・・・?

なが。

これ、書類とかどうするんだろう。
(まぁ略称で書くんだろうけど)

ピカソの出生地のスペインでは長く名を連ねることは珍しくても、ここまで長いのはあまり見かけないらしいです。

この時点で、ピカソは普通の人生で済むような気配は無さそう・・・ですよね。

 

本記事を読めば、

ピカソがいかにすごい人物だったか、

彼の人生の輪郭を辿ることができます。

どうぞ楽しみながら、時には震えながら読んでいってください。

 

👇ピカソのエピソード一覧

ピカソは絵が超うまい

ピカソ「化学と慈愛」

 

↑この絵、誰が描いた作品だと思いますか?

 

 

 

実はこの絵も、ピカソの絵なんです。

ピカソの代表的な技法のキュビズムの作品しか知らない方だと、びっくりするかもしれません。

キュビズム
複数の視点から見たものをキャンパス上で再構築する。また、遠近法や物体が本来もつ形を、極端に解体し単純化する技法。立方体の「キューブ」からきている。

 

ピカソは幼少期から、美術教師で画家を目指していた父に厳しいデッサンの教育を受けていました。

元々の才能もありますが、絵の才能は10歳になる前から評判になるほどだったのです。

 

たまにピカソの絵を見て、「こうゆう絵なら自分も描けそう(笑)」と言っているひといませんか?

そう言いたくなる気持ちもわからなくないですが、

キュビズムで描かれた絵も、圧倒的な写実性を持っているピカソだからこそ描ける絵なのです。
容易に真似できるものではありません。

 

サラダ
私自身もピカソの展示を観に行ったとき、初期の作品には驚きました。
キュビズムで描かれていない作品は、ピカソのイメージからは想像できないぐらい、繊細で巧みなデッサン力で描かれていたのです。

 

制作した作品の多さでギネスブックに載っている

パブロ・ピカソ 人物写真

 

ピカソは最も多くの作品を制作した芸術家として、ギネスブックに載っています。

 

91歳まで生きたピカソですが、ただ長生きしたから多くの作品が作れたというわけではなく、

やはりギネスブックに載るぐらいなので、桁違いの作品を制作していたのです。

 

 

その数なんと、14万7800点

 

絵画だけでなく、素描や彫刻、陶器、版画、タペストリーなどなど含まれます。

 

天才と呼ばれるのは、才能だけでなく圧倒的な努力や、並々ならぬ生み出すエネルギーがあったのですね。

 

 

生きてる間にルーヴル美術館に作品が展示された最初の画家

ルーヴル美術館

芸術の都、フランス,パリにあるルーヴル美術館。

 

古代の貴重な作品が多く展示されているなかで、初めてピカソは生きている間に自身の作品をルーヴルに飾るまでに至りました。

 

 

 

女性を愛し、利用し、そして絵を描く

ピカソ「夢」

ピカソは女性が大好きです。

と言っても、芸術家は女性好きなひとがたくさんいます。

 

しかし、ピカソの女性遍歴は、ピカソを語る上では欠かせません。

 

正式に結婚をした相手は2人ですが、愛人や同棲していた女性は数知れず、、

そしてその女性たちの自尊心を傷つけ、自分のことで揉めている女性たちを見ては満足気な表情をしていたそうです。

 

恋愛こそ制作のエネルギーであり、女性を自身の芸術の題材にしか思っていなかったのです。

 

ピカソの元を離れて結婚してしまった女性に、離婚して自分のところへ戻ってきて欲しいと猛アピールしたと思えば、離婚成立の直前に、ピカソは別の女性と電撃結婚を発表したり、、

 

ピカソ「泣く女」
「泣く女」

 

サラダ
女性関係については、本当にとんでもないエピソードだらけ。

 

しかし、ピカソに限ってはあまりに戦略的で感心してしまうほど。感覚が麻痺しますね。

 

 

ピカソほど生前に富を得た画家はいない

ピカソ画像

今では名前も知られていて作品に高い価値が付けられている画家も、絵を描いていた当時は評価されず、貧しかったことがほとんどです。

しかしピカソは、生きている間に自身の作品で多くのお金を手に入れました。

彼がどのようにして成功し、巨額の富を得たのかざっくりと簡単に追っていきましょう。

 

美術教師であった父からの
厳しいデッサン教育🎨

若い頃から才能が開花💡

画商という職業の出現

フランスで美術市場が急成長↗️

新しい前衛画家が求められる
(投資の対象💰)

持ち前のデッサン力で
画商のニーズに応える🖼

美術ビジネスによって
ひとり勝ち状態に🔥
(ピカソのブランド化)

オークション会社が設立され
さらに値段は高騰↗️↗️


死後もなお価値は上がり続けている

 

このようにして、ピカソは実力はもちろんのこと、様々な運やタイミングが重なって成功しました。

この頃のピカソは言葉の通り、こわいもの知らずだったことでしょう。

 

 

ピカソの名言

ピカソは名言をたくさん残しています。

その中から私が厳選したピカソらしい名言を集めてみました。

 

私がツバを吐けば、
偉大な芸術として売られるだろう
芸術は日々の生活のほこりを
魂から洗い流してくれる
すべては奇跡だ
例えばお風呂に入ったとき、あなたが
お湯に溶けてしまわないことだって
愛は人生において
最も優れた栄養源である
女性には2種類しかいない
女神かドアマット(無力なひと)のいずれかだ
人生の意味は
あなたの才能を見つけること

人生の目的は
それを解き放つこと
誰もが芸術を理解しようとする
ならばなぜ鳥の声を理解しようとしないのか
なぜか芸術に限って、人は理解したがるのだ
他にもたくさんあって名言集だけの記事も作れそうです。
どれも面白く、かつピカソが言うからこそ説得力のあるものばかりですよね。

ピカソについてのおすすめ本3選📚

ピカソ自画像

ピカソについてもっと知りたい方におすすめの本を3つご紹介します。


さいごに

名前と超有名な作品を知っているだけでは、もったいないピカソ。

こんな天才画家はこれから出てくることはあるのでしょうか。

 

また、芸術とは概念や在り方を“壊す”ことから生まれ、評価されていくのだというのもわかりました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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